ダイエット中のおやつの選び方|1日200kcalの目安と太りにくい間食の量・表示の見方

ダイエット中のおやつは、1日200kcalまでなら食べて構いません。国の食事バランスガイドが示すお菓子と嗜好飲料の目安がこの量です。ゆで卵なら約3個分、ミルクチョコレートなら約36g、ポテトチップスなら約37gが200kcalにあたります。

この記事でわかること

  • ダイエット中のおやつの目安は1日200kcal。その根拠と考え方
  • 定番おやつ12品が200kcalでどれくらいの量になるかの早見表
  • 太りにくいおやつを選ぶときに見る4つのポイント
  • コンビニで迷わない栄養成分表示と「ゼロ」「糖類無添加」の読み方
  • おやつを食べる時間の決め方と、食べ過ぎた日の調整

参考: 厚生労働省 e-ヘルスネット「お菓子や間食の取り入れ方」(参照)/文部科学省「食品成分データベース」(参照)

目次

ダイエット中におやつは食べていい?目安は1日200kcal

ダイエット中でも、おやつは1日200kcalまでなら食べて構いません。

厚生労働省のe-ヘルスネットによると、食事バランスガイドはお菓子と嗜好飲料の目安を1日200kcalとしています。嗜好飲料には、甘い缶コーヒーやジュースも入ります。

200kcalを超えると困るのは、食事の枠が削られるからです。e-ヘルスネットは、1日1,800kcalが適量の人が600kcalのお菓子を食べる例を挙げています。この場合、1日のエネルギーの約3分の1をお菓子でとることになります。

お菓子には、野菜や海藻に多いビタミンやミネラルがあまり含まれていません。お菓子の割合が増えるほど、食事でとれる栄養の幅が狭くなります。

1日200kcalのおやつ枠の使い方

  • お菓子と甘い飲み物をまとめて、1日200kcalの枠で考えます。
  • 1甘い飲み物を先に数える缶コーヒーやジュースも同じ枠に入る
  • 2残りをおやつに回す1回で使うか、2回に分けるかを決めておく
  • 3超えた日は次の日で戻す1日単位でなく、数日の中で帳尻を合わせる

1日1,800kcalが適量の人なら、200kcalは1日の約1割です。

図:ダイエット中のおやつは、甘い飲み物も含めて1日200kcalの枠で考える(厚生労働省 e-ヘルスネットをもとに作成・2026年9月時点)

食べ過ぎた日は、次の日に少なめにすればいい

e-ヘルスネットは、ある程度の期間の中で調節する考え方も示しています。お菓子を食べすぎた日は、次の日のお菓子を少なめにすればいいということです。

ケーキを食べた日を「失敗」と数える必要はありません。1週間で平均して枠に収まれば、食事全体の組み立ては崩れません。

200kcalでどれくらい食べられる?定番おやつの量の早見表

同じ200kcalでも、食べられる量は食品によって大きく変わります。りんごなら約380g、ポテトチップスなら約37g。10倍ほどの差です。

計算に使ったのは、文部科学省の食品成分データベース(日本食品標準成分表 八訂 増補2023年)です。可食部100gあたりの値から、1回量と200kcal分の量を出しました。

定番おやつのエネルギー早見表(日本食品標準成分表 八訂 増補2023年から計算)

食品1回量の例1回量のkcal200kcal分の量
ヨーグルト(全脂無糖)100g56kcal約360g
ヨーグルト(脱脂加糖)100g65kcal約310g
ゆで卵1個(50g)67kcal約150g(約3個)
プロセスチーズ20g63kcal約64g
えだまめ(ゆで・さやなし)50g59kcal約170g
するめ10g30kcal約66g
りんご(皮なし)150g80kcal約380g
バナナ100g93kcal約215g
焼き芋(皮なし)100g151kcal約130g
アーモンド(いり・無塩)20g122kcal約33g
ミルクチョコレート20g110kcal約36g
ポテトチップス60g325kcal約37g

1回量の例は、量の感覚をつかむための目安です。市販品は商品ごとに重さが違うので、包装の栄養成分表示で確かめてください。

e-ヘルスネットの例では、カステラ約50gが約150kcal、シュークリーム約90gが約200kcalです。シュークリームなら1個で1日の枠を使い切る計算になります。

表から見える3つのグループ

表の食品は、200kcalで食べられる量によって3つに分かれます。

200kcalで食べられる量で分けたおやつ

  • 200kcal分の量
    • たっぷり食べられる(200g以上)無糖ヨーグルト、りんご、バナナ。量で満足したい日に向く
    • ほどほど(60〜170g)ゆで卵、えだまめ、チーズ、するめ、焼き芋。たんぱく質や食物繊維もとれる
    • 少しで枠に届く(40g未満)アーモンド、チョコ、ポテトチップス。小袋や個包装で量を決めて食べる

図:同じ200kcalでも、りんごは約380g、ポテトチップスは約37g。量が少ない食品ほど、食べる量を先に決めておく(日本食品標準成分表 八訂 増補2023年から計算)

アーモンドとチョコは、少量で枠に届くグループです。体に悪い食品というわけではないので、小袋や個包装で量を決めてから食べれば問題ありません。

太りにくいおやつの選び方|見るポイントは4つ

太りにくいおやつを選ぶときは、次の4つを順に確かめます。

おやつを選ぶときの4つのポイント

  • 1回量のkcal:200kcalの枠に収まるか。飲み物と合わせて数える
  • たんぱく質:ゆで卵・チーズ・無糖ヨーグルト・えだまめ・するめは、少ないkcalでたんぱく質がとれる
  • 噛む回数:するめ、えだまめ、焼き芋、りんごは食べるのに時間がかかる
  • 量の決めやすさ:個包装・小袋・1個単位なら、食べすぎを止めやすい

たんぱく質の多いおやつなら、食事でとりきれなかった分の補いにもなるでしょう。1日のたんぱく質のとり方はダイエット向けタンパク質食品一覧にまとめています。

甘いものが欲しい日と、しょっぱいものが欲しい日

甘いものが欲しい日は、無糖ヨーグルトに果物を少し足すか、焼き芋を100g程度にする組み方があります。チョコレートは20gずつ小分けにしておけば、量で迷いません。

しょっぱいものが欲しい日は、えだまめ、チーズ、するめが候補です。ポテトチップスは少量で200kcalに届くので、大袋から直接食べるのは避けたほうが無難でしょう。

コンビニで買うときの栄養成分表示の読み方

コンビニやスーパーで市販のおやつを選ぶときは、裏面の栄養成分表示の「単位」を先に見ます。

消費者庁のリーフレットも「栄養成分表示の単位もチェック」と呼びかけています。「1袋当たり」「1個当たり」「100g当たり」「100ml当たり」で、同じ数字でも意味が変わるためです。

栄養成分表示の単位ごとの読み方

表示の単位読み方例
1袋当たり・1個当たり書いてある数字がそのまま1回分1袋当たり524kcalなら、1袋で524kcal
100g当たり内容量をかけて計算する100g当たり500kcal・内容量60gなら300kcal
100ml当たり飲み物は本数をかけて計算する100ml当たり15kcal・500mlなら75kcal

1袋当たりと100ml当たりの例は、消費者庁のリーフレットに載っている計算例です。ペットボトル飲料は100ml当たりの表示が多く、1本飲むと5倍になる点を見落としやすくなります。

「ゼロ」「オフ」「糖類無添加」の表示の意味

パッケージの表の面に大きく書かれた言葉には、国が決めたルールがあります。消費者庁の資料をもとに、よく見る表示の意味を整理しました。

よく見る強調表示の意味(消費者庁「栄養成分表示について」より)

表示の例ルール上の意味見落としやすい点
カロリーゼロ・ノンシュガー等(無・ゼロ・ノン)基準値未満であることまったくの0とは限らない
低カロリー・控えめ・ライト基準値以下であること量を食べれば合計は増える
○○30%カット・○gオフ比較する食品との差が基準以上元の食品が高カロリーなら、カット後も高いことがある
糖類無添加・砂糖不使用糖類を加えていないカロリーが低いという意味ではない

国の栄養強調表示で「ゼロ」「低」などの対象になっているのは、熱量、脂質、飽和脂肪酸、コレステロール、糖類、ナトリウムです。「糖質」はこの一覧に入っていません。

「糖質オフ」「低糖質」と書かれたおやつは、裏面の栄養成分表示で確かめてください。熱量と炭水化物の量を見るほうが、表の面の言葉より確実です。

コンビニでの食事全体の組み立てはコンビニダイエットの選び方で紹介しています。

おやつを食べる時間と食べ方

おやつの時間は、昼食と夕食の間があく日に合わせて決めると続けやすくなります。

たとえば昼食が12時、夕食が20時なら、食事の間は8時間。夕方に強い空腹を抱えたまま帰宅すると、夕食の量が増えがちです。その間に200kcalの枠の中でおやつを入れておくと、夕食を落ち着いて食べられます。

食べ方で気をつけたいこと

  • 袋から直接食べず、食べる分だけ皿に出す
  • スマホやテレビを見ながらのながら食べを減らす
  • 甘い飲み物とお菓子を同じ時間に重ねない
  • 夕食の直後に続けて食べる習慣は時間をずらして見直す

夜遅くに何か食べたくなる日は、おやつより夕食の中身を見直すほうが近道です。夜ご飯の組み方はダイエット中の夜ご飯メニューで整理しています。

お腹がすいたとき、おやつの前に確かめること

毎日のように強い空腹が来るなら、おやつを探す前に、食事の量が足りているかを確かめてください。

お腹がすいたときのチェック

確かめること当てはまるときの見直し方
朝食や昼食を抜いた、または量が少なかった食事でたんぱく質と主食をとる。おやつで埋めない
摂取カロリーを大きく減らしている1日の目安を計算し直す
前の食事から長く時間があいている200kcalの枠の中でおやつを入れる
食後すぐなのに、何か口に入れたい空腹より習慣の可能性。飲み物や歯みがきで区切る

摂取カロリーを減らしすぎると、空腹が続いて間食が増えることも。自分に合う1日の量はカロリー計算のやり方で確かめられます。

食べる量を決めても空腹で続かないときは、ダイエットの方法そのものが合っていないこともあります。食事制限・運動・置き換えなどの向き不向きは、ダイエット方法の比較が参考になるはずです。

よくある質問(FAQ)

Q1:ダイエット中のおやつは毎日食べてもいいですか?

1日200kcalの枠に収まれば、毎日食べても構いません。甘い飲み物も同じ枠で数えます。食べ過ぎた日は次の日に少なめにして、数日の中で調整してください。

Q2:太らないお菓子はありますか?

食べても太らないお菓子はありません。ただ、同じ200kcalでも量が多くとれる食品や、たんぱく質・食物繊維がとれる食品はあります。無糖ヨーグルト、ゆで卵、えだまめ、焼き芋などが選びやすい例です。

Q3:チョコレートはダイエット中に食べてもいいですか?

量を決めれば食べられます。ミルクチョコレートは20gで約110kcal、200kcalに収めるなら約36gまでです。板チョコから直接食べず、小分けにしておくと量が守れます。

Q4:「カロリーゼロ」のお菓子なら、いくら食べても大丈夫ですか?

「ゼロ」は国の基準値未満という意味で、まったくの0とは限りません。たくさん食べれば合計は増えます。裏面の栄養成分表示で、1袋当たりの熱量を確かめてください。

Q5:おやつを食べるなら何時ごろがいいですか?

昼食と夕食の間が長くあく日の、夕方の空腹が強くなる前がおすすめです。昼食が12時、夕食が20時なら、その間に入れると夕食の食べすぎを防ぎやすくなります。

まとめ|ダイエット中のおやつは200kcalの枠と量の決め方で選ぶ

この記事のまとめ

  • ダイエット中のおやつの目安は1日200kcal。甘い飲み物も同じ枠で数える
  • 200kcal分の量は、りんご約380g・ゆで卵約3個・ポテトチップス約37gと食品で大きく違う
  • 選ぶときはkcal・たんぱく質・噛む回数・量の決めやすさの4つを見る
  • 市販品は表示の単位を先に見る。「ゼロ」は0とは限らない
  • 食べ過ぎた日は次の日に少なめにして、数日の中で調整する

おやつをやめるより、200kcalの枠と量の決め方を先に持っておくほうが、ダイエットは長く続きます。まずは今日食べるおやつの栄養成分表示を1つ見て、200kcalに対してどれくらいかを確かめてみてください。

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参考にした公的資料(2026年9月29日に確認)

※本記事は公的機関の公開資料と日本食品標準成分表をもとに、2026年9月時点で整理した一般的な目安です。必要なエネルギー量は年齢・体格・活動量で変わります。持病や食事制限の指示がある方、妊娠中・授乳中の方は、医師や管理栄養士の指示を優先してください。

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この記事を書いた人

Matsudaです。フィットネスジムで6年間、指導員として300名以上の女性のダイエットに付き合ってきました。ところが自分が出産したあと、体重計の数字がまったく動かなくなり、指導する側にいたのにと自信を失いました。糖質制限も置き換えも試し、サプリやエステにも通い、その全部を記録して何が効いて何が効かなかったかを5年以上、数字で残しています。分かったのは、ホルモンや睡眠、年齢の影響はカロリー計算だけでは片づけられないということでした。このサイトでは、トレーニングや食事、サプリ、話題のガジェットを、自分の体重・体脂肪率の変化と一緒に正直に公開しています。持病があって運動を始めてよいか不安な方は、かかりつけ医に相談してから進めてください。

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